上場企業になるための条件

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上場企業になるための条件

「証券取引所で売買される株式は上場会社に限る」という決まりがあります。

ですからいくら有名な会社でも、マスコミ関係の会社は、報道の自由を守る、情報操作される恐れがあるといった理由で上場しないので、買うことはできないのです。

上場会社とは投資家の信用度が高く、取引の対象になると取引所が判断し、承認した会社のことをいいます。

上場するためには、株式を公開し、一定の基準をクリアして、証券取引所の厳しい審査を通らなければなりません。

また、社長の親族が発行株式の大半を持っているという会社（同族会社）は実績が良くても、公開する株がないので、上場はできません。

上場会社に対して、上場していない会社のことを非上場会社といいます。

株式を上場するためには、一定の条件をパスしなければなりません。

日本には株式会社が１００万社以上ありますが、株式を公開している会社は、そのうち２３００社程度なのです。

これから見ても、いかに上場審査が厳しいかわかります。

審査をパスしたら、まず証券取引所の２部に上場されます（東京・大阪･名古屋の場合）。

その後、一定の期間、条件を満たすことで一部に格上げということになります。

株式上場の基準

・上場株式数‥‥‥‥●東京周辺→４００万株以上
●東京周辺以外→２０００万株以上

・少数特定者株数‥‥●上場のときまでに８０％以下、
かつ上場後最初の決算期までに
７５％以下
　　　　　　　　　　　
（上場株式数）
・株主数‥‥‥‥‥‥●１０００万株未満８００人以上
●２０００万株未満１２００人以上
●３０００万株未満２０００人以上
●３０００万株以上１億２０００万株未満
２０００人に１０００万株増すごとに１００人追加
●１億２０００万株以上３０００人以上

・株主資本　
（純資産）の額‥‥‥●１０億円以上、かつ１株当たり１００円以上

・利益配分‥‥‥‥‥●上場前１年間有配、かつ１株当たり５円以上継続見込み