株価指数

株初心者@入門は株投資初心者でも分かりやすく株取引の基礎知識をまとめました。
インターネットやミニ株、中国株のネット取引などの投資ガイドとしてご利用いただければと思います。

株価指数

相場全体の動きを見る時に、重要なものに「株価指数」があります。

これは、株価の変動の状況がわかるように、一定の基準を設けて個々に集計、指数化したものです。

東証株価指数などのことを指しますが、広い意味では日経（ダウ式）平均株価も含まれます。

株価指数とは、ある時点の数値を１００として指数化したものです。

具体的に説明すると、基準点を10年前に設けて、株価の数値を１００とします。

で、10年後の株価指数が１０５であれば、中期的には相場は上昇傾向にあるといえ、この指数は毎日発表されますから、前日の指数が１０８であれば、前日に比べれば相場は下がっています。

この指数は、中期的な相場の変動を見る基準になりますし、また相場全体の変動をつかむこともできます。

東証株価指数の場合は、68年1月4日の時価総額を１００として算出されています。

ちなみに、全銘柄を対象にした総合指数は、「TOPIX」と呼ばれています。

日経平均

指数ではなく、株価を基準にし、その平均値を示すことで相場の動きをつかむ方法について説明します。

まず、「単純平均株価」。

これは、各銘柄の1株あたりの株価を合計し、銘柄数で割ったものです。

東証では１部、２部の全銘柄を対象にして、毎日発表しています。

とても簡単で、現実的な指標ですが、たとえば権利（新株）落ちがあっても修正されないので、単純に昨日と今日というような連続性を考えると、それが保てないという欠点があります。

この欠点を補っているのが「日経平均株価」です。

これは、２２５銘柄を対象に、アメリカのダウ・ジョーンズ社が使用しているダウ式修正法によって権利落ち分を修正し、指標に連続性を持たせているという特徴があります。

もともと東証が、東証第一部修正平均株価として発表していたのですが
① 基本的に銘柄の入れ替えをしないので、時代を反映しにくい
② 基本的には単純平均に属するもので、小型株も大型株も同じように算出され、値動きの大きい小型株の影響を受けやすい
などの欠点があったので、東証は現在の東証株価指数を採用しました。

これを受け継いだのが日本経済新聞社で、ダウ･ジョーンズ社と契約し、現在も発表しています。

日経平均株価という現在の名称になったのは、85年5月1日からです。

日経５００種平均株価・日経株価指数３００

日本経済新聞社が発表している株式指標には、「日経500種平均株価」や「日経株式指数３００」というものがあります。

これらはともに、前述の日経平均株価の欠点を補うもので「日経500種」では、対象銘柄を５００に増やし、そして毎年銘柄の入れ替えを行ない、その時代の市場の状況を反映できるようにしています。

また、「日経株価指数300」は、82年10月1日の時価総額を１００として算出され、企業の業績や業種のバランスを考慮し、300銘柄を厳選しております。

入れ替えも毎年行なわれ、少ない銘柄で株式市場の動向を的確に表せるという特徴があるので注目されています。