株初心者@入門

取引用語①

ディーラー

株式市場でディーラーとは、証券会社の業務のひとつである「自己売買業務」を行なう業者をいいます。

これに対して、投資家の注文を取り次ぎ売買する業務をブローカーといいます。多くの証券会社は、このディーラー業務とブローカー業務を兼ねています。

自己売買業務とは、いったい何をする業務でしょうか。

通常、証券会社が自分の資金で有価証券の売買をすることをいいます。つまり他の投資家と同じように、証券会社が自分の判断で株を売買するわけです。

ただ証券業者が自由に自己売買を行なうと、自分の顧客に有利な株を引き上げるなどの、株価操作につながる恐れもでてくるので、自己売買に一定の規制が設けられております。

基本的に自己売買は、委託売買を補うものとされています。よって、ここで得られた利益の一部は、委託売買などの取引でできた損失などを保管する準備金（取引損失準備金）として、積み立てられています。

カラ売り・カラ買い

信用取引で株を買うことを「カラ買い」、株を売ることを「カラ売り」といいます。

カラ買いで買った株は、証券会社などが預かることになります。そして６ヶ月（もしくは３ヶ月）以内にこれをもう一度売ることで、借りた代金の決済をします。このとき借りていたお金には利子がつくので、それも一緒に清算します。つまりカラ売りの時は、将来値上がりするだろうと予想される銘柄を買うのです。

そして、その差額を利益とするのです。逆にカラ売りは、証券会社などから株を借りてまずその株を売ります。このときの代金は証券会社などが預かり、この代金にも預かってもらっている期間に利子がつきます。

そして６ヶ月以内に、株を買い戻して証券会社などに株券を返却するのです。売値が高くて買値が安ければ、差額が利益となりますので、カラ売りのときは、将来値下がりしそうな株を買います。

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